建設業界における求人の採用動向

好景気が続くと公共性の高いものばかりでなく民間でも建造物の着工が盛んに行われるようになり、現在の日本はそれに加えて国際的な大きなイベントが幾つも控えているので、そのための関連施設を建造するために労働者が完全に足りていません。労働者がとにかく欲しい現状ですが他の職種でも人材不足が顕著になっていて、今は労働者の取り合いという状況になっています。しかし、いくら労働者不足でも誰でもいいので採用するというわけではなく、そこには一定の基準と傾向が生じています。この基準と傾向を正しく認識することで、これから建設業界に応募したいという人は、採用してもらえる可能性が高くなっていくでしょう。企業も労働者保護を優先するようになり、その考え方が新規の採用にも大きく反映されるようになっています。

体が丈夫というだけで採用してもらえる時代ではない

建設関係の仕事というと、少し前までは体格のいい人が道具を使って造り上げるというのが主流のやり方でした。そのため責任者の指示には従いますが、どちらかというと自己中心的で協調性を持てない人が少なくないというのが実際の現場に横行していたでしょう。今でも体力がなければ求人を出しても採用は難しいのは変わりませんが、体力以上に協調性のある人材が求められるようになっています。時代が変わって建設関係の仕事は複数の人の協力で仕上げていくようになっていて、そこに和を乱すような労働者がいれば仕事の進捗に支障を生じてしまいます。求人でも人間性を高く見るようになっていて、その応募者の人間性を間近で見られる面接は特に重要視しています。外見がどうということではなく、その人の考え方や性格が採用基準の中心になっています。

完全な素人よりは少しでも経験している人を好む

学生からの新卒者でない場合、新たな職場に就く時に企業側が求めているのは経験があるかどうかです。これはすぐに仕事に対応してくれる即戦力という意味もありますが、それ以上に業界の内容を知っていながら求人に応募してくれたということで、永続して勤務してもらえる可能性が高くなるからです。日本では職業選択の自由が保証されていて、職業を変えるのは労働者の意志に委ねられています。これは人権という意味でも当然ですが、労働者を使っている会社側からすると、それまでいた人材が抜けて簡単に補充できるものではありません。求人を出して応募してきた人によく聞くのが長く勤務してもらえるかという意思確認であり、そこで以前に同種の仕事を行っていたというのは、会社からすると採用するのに大きなウェートを占める材料になります。